レッチェのカッティングミルは、軟質から中硬質、繊維質、弾力性のあるものやタフな試料の予備粉砕に使用できます。3kWのモータ駆動力とRESテクノロジーでパワフルな粉砕力を誇ります。SM300はロータ回転数を100~3,000rpmで調節できるので、1台でタフな試料から熱に敏感な試料まで対応できます。スクリーンを0.25 – 20 mm より選択できるので粉砕粒度の調整が行えます。
"非常に堅牢で、使用する篩によって非常に均一な粒子径でサンプルをホモジナイズすることができ、非常に使いやすいミルです。非常に頑丈に作られているので、間違いなく私はお勧めします。"
Jonatan Racancoj
Cempro-Proverde
"このミルは、この部門のワークホースです。この粉砕機で、ほとんどすべてのものを処理することができます。分解して掃除するのも簡単です。過去に他の粉砕機も使いましたが、この粉砕機が断然優れています。"
Jason Roys
Covance
"SM300を導入する前は、ビタミックスを使って構造体を粉体にしていました。もちろん、大きなロットの材料には時間がかかります。しかし、SM300を導入したことで、時間と労力を節約することができるようになりました。カット、パウダー、ミル、エヴィスレート、その他の方法で大きな粒子を減らす必要があるビジネスには、必ず購入する必要があります。"
Major Hillmann
Epiceutical Labs
SM300はフライホイル効果で非常に強力な粉砕力を発揮するので、試料によってはたった1回の粉砕で分析可能な粒度まで粉砕できることがあります。(RESテクノロジーについては右図を参照) 粉砕室の構造にも工夫があります。ホッパーの開口部が大きく投入が簡単なので、大量の試料を処理できます。しかも、二重構造の固定刃を採用しているので、粉砕力に優れています。
上図はロータ回転数に対応したトルク(緑)、瞬間粉砕力(赤)およびモータ出力(青)を示しています。ロータ回転数を上げると瞬間粉砕力が上がっていきます。ロータ回転数が1,500rpmまでの領域では、粉砕力はトルクとロータ回転数に依存します。1,500rpmを超えた領域では、モータ出力は3kWで一定ですが、トルクが落ちていきます。この領域での粉砕は、フライホイルに蓄積されたエネルギーが加わり、高いロータ回転数と複合して瞬間粉砕力が高まります。(Rotation Energy Storage technology) したがって、ロータ回転数が1,500rpmから3,000rpmに2倍になると、瞬間粉砕力は5kWから20kWになります。
This video shows the amazing versatility of the SM 300 cutting mill, with a wide range of accessories including different hoppers, collection vessels and rotors to facilitate the feeding and collection of sample materials of different shapes, sizes and quantities. The variable speed allows the perfect cutting parameters to be selected, and the powerful 3 kW motor with RES technology gives the mill maximum pulling power.
Watch the video to see how the SM 300 handles these 8 applications with flying colours:
SM300の操作はシンプルで安全に行うことができます。ロータやスクリーンは工具なしで脱着できます。粉砕室のドアが開いている状態で稼働しないよう安全スイッチがついていて、運転中にもロックがかかりドアを開けることができないようになっています。
ホッパーは蝶番式になっており、横に倒して中まで清掃することが出来ます。さらに滑らかな表面で試料を取り除きやすくなっています。スクリーンのデザインも試料が挟まりにくい構造になっています。
重金属コンタミ防止仕様として、食品グレードのステンレス316Lを使用したバージョンを取り扱っております。草などの長い試料にはロングタイプホッパーを使用することで粉砕可能です。試料に接触する部分(粉砕チャンバー、ホッパー、ロータ、スクリーン、試料排出口、およびオプションの30L受器付きサイクロンキット)はステンレス316Lが使用されています。硬くて小さな試料を粉砕する場合は、オプションのステンレス316Lロータにステンレス鋼1.4122の刃を装着してご使用いただく事をおすすめします。 また、大量のサンプルを回収するために、オプションでサイクロンや30Lの大型レセプタクル(いずれもステンレス316L)を搭載することができます。滑らかな表面は、ほぼ100%のサンプル回収率を実現し、洗浄も容易です。
プラスチック、アルミスラグ、飼料、骨、ケーブル、段ボール、電子部品、飼料ペレット、ホイル、食品、皮、亜炭、混合物、非鉄金属、紙、医薬品、植物、ポリマー、廃棄燃料、樹脂、ゴム、香辛料、藁、繊維製品、廃棄物、木材など。
魚
木材
ナッツ類
二次燃料、生物燃料
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トレファクションとは、酸素がない状態でバイオマスを部分的に分解する熱化学的プロセスです。バイオマスから水と揮発性物質が放出され、バイオ石炭として知られる固体の乾燥した物質が残ります。バイオ石炭は、用途によっては、従来の化石燃料の代わりに使用することができ、CO2排出量の削減に貢献します。
このビデオでは、レッチェ社のカッティングミルSM300とカーボライト・ゲロ社の回転式管状炉TSRが、バイオ石炭燃料を作るためのトレファクションプロセスの一部として使用されています。
ヴァーダー・サイエンティフィック社は、サンプルの準備や分析、熱処理など、お客様のプロセスをあらゆる段階でサポートするソリューションを提供しています。
当社の測定器は、科学や研究における幅広い応用分野のベンチマークツールとして認められています。これは、科学出版物における広範な引用によって反映されています。以下に掲載されている記事をご自由にダウンロードし、共有してください。
用途 | 剪断による粉砕 |
分野 | エンジニアリング / 電子工学, バイオ, 化学/化成品, 環境/ リサイクリング, 薬 / 薬剤, 農業, 食品 |
投入試料の性質 | 柔らかい, 中硬質, 硬い, 伸縮性, 繊維 |
粉砕方法 | 剪断 |
試料投入サイズ* | < 60 x 80 mm |
粉砕粒度* | 0.25 - 20 mm |
回転数 50Hz( 60Hz ) | 100 - 3000 rpm |
ロータ周辺速度 | 4.7 - 20.3 m/s |
ローター径 | 129.5 mm |
ロータ | ディスクロータ/セクションロータ/V-ロータ |
ホッパー | 標準タイプ, ロングタイプ |
粉砕セットの材質 | ステンレス, 重金属コンタミ防止用スチール, タングステンカーバイド |
スクリーン | 梯形孔 0.25 / 0.50 / 0.75 / 1.00 / 1.50 mm 正方形孔 2.00 / 4.00 / 6.00 / 8.00 / 10.00 / 20.00 mm |
受け器 / 容量 | サンプル受器 5 L / オプション: 26 L 少量試料用捕集キット 0.26 / 0.5 L サイクロンキット用受器 (0.26 L - 26 L) |
モータ | 3相 非同期モーター 周波数コンバーター付 |
ドライブ | 駆動力3 kW ~ 28.5 kg |
電圧 | お問い合わせください |
電源 | 単相 |
モータブレーキ | あり |
保護等級 | IP 20 |
W x H x D(カバーを閉じた状態) | 576 (1080 開放時) x 1677 x 750 mm (架台と標準ホッパー付) |
本体重量 | 約160 kg |
規格 | CE |
カッティングミルSM300の粉砕は切断と剪断で行われます。粉砕室に落下した試料は、ロータ先端の回転刃と粉砕室内側の二重固定刃で粉砕されます。ディスクロータはねじ切る効果、セクションロータは切断効果が各々発揮できます。モータ駆動力の強化で優れた粉砕力を持ちます。回転数を100~3,000rpmに調整できるので、様々な試料に適した粉砕が可能です。
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