微量・少量試料の粉砕に特化し、数十秒から数分で微粉砕を行えるミキサーミルに MM 500 Varioが加わりました。ジャーホルダーが6個あるこのモデルは、レッチェの粉砕ジャーを最大6個同時にセットし、処理することが可能です。粉砕ジャーは既存モデルMM400で採用されている密閉性に優れたネジ蓋式粉砕ジャー(1.5ml~50ml)を使用できます。材質は試料の特性に合わせ硬化鋼, ステンレス、 タングステンカーバイド、メノウ、 酸化ジルコニウム、 PTFEからお選びいただけます。乾式粉砕だけではなく、湿式、及び液体窒素を用いた凍結粉砕にも対応しているので、柔らかい試料から、硬い試料など様々な性質を持つ試料の粉砕できるので、効率よくサンプル前処理を行うことができます。また、標準的な粉砕では必要とするボールは1個なので、粉砕後の試料の回収、及び清掃が簡単に行え、クロスコンタミも回避できます。
生体試料の混合による均質化やビーズを使用した細胞破砕には、ディスポチューブ(0.2mL~5mL)を装填して使用できる専用アダプタがあります。最大50検体の試料を同時破砕できます。
ミキサーミルは、植物、組織、肝臓、筋肉などの生体サンプルを均質化するために広く使用されています。細胞破砕にも適しています。 MM 500 varioは、様々なディスポチューブ用のアダプタを取り揃えております。 使用可能なディスポチューブ0.2 ml / 1.5 ml / 2 ml / 5 ml チューブとアダプタの種類に応じて、アダプタに5〜10本のチューブを挿入できます。バッチあたりの最大ディスポチューブ容量は次のようになります。 50検体 x 1.5 又は 2 mLチューブ (又は 60検体 x 0.2 mLチューブ) 20検体 x 5 mLチューブ 生体試料の基本的な粉砕・均質化は2分以内に行うことができます。細胞破砕に関しては、試料により20秒から5分で行うことができます。ディスポチューブを使用した凍結粉砕は、常温では粉砕されにくい試料や温度に敏感な試料に適しています。
粉砕条件:MM500vario 振とう数35Hz 既存のミキサーミル30Hz 両機共に粉砕ジャー50mL+12mm粉砕ボールを使用。MM500varioは粉砕力が向上したことで既存のミキサーミルと比べ、より短時間の稼働で同等の粒度を得ることができます。
レッチェのミキサーミルは様々な試料に適しています。 例:廃棄物、土壌、化製品、錠剤、薬物、鉱石、穀物、組織、ガラス、毛髪、セラミック、骨、プラスチック、合金、鉱物、油糧種子、植物、下水汚泥、薬、繊維、 ウールなど
コンクリート
木材
プラスチック顆粒
髪
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用途 | mechanochemistry, homogenization, size reduction, cryogenic grinding, mechanical alloying, mixing, |
分野 | 農業、生物学、化学・プラスチック、建築材料、工学・エレクトロニクス、環境・リサイクル、食品、地質・金属、ガラス・セラミックス、医学・薬学 |
投入試料の性質 | 硬い、中硬い、柔らかい、脆い、弾力がある、繊維質 |
粉砕方法 | 衝撃力, 摩擦力 |
試料投入サイズ* | <= 8 mm |
粉砕粒度* | ~ 5 µm |
投入試料量* | max. 6 x 20 ml |
粉砕ジャー装填台数 | 6 |
振とう数 | 3 - 35 Hz (180 - 2100 min-1) |
粉砕時間(通常) | 30 秒 ~ 2 分 |
乾式粉砕 | あり |
湿式粉砕 | あり |
凍結粉砕 | あり |
遠心菅による細胞破砕 | あり |
粉砕ジャー装填位置補正 | あり |
粉砕ジャーの種類 | ネジ式粉砕ジャー |
粉砕セットの材質 | 硬化鋼, ステンレス, タングステンカーバイド, 酸化ジルコニウム, メノウ, PTFE |
粉砕ジャーのサイズ | 1.5 ml / 5 ml / 10 ml / 25 ml / 35 ml / 50 ml |
粉砕時間の設定 | デジタル、10秒~8時間 |
粉砕時間(デジタル) | 99時間 |
SOPを設定可 | 12 |
プログラムサイクル | 4(繰り返し99回) |
電圧 | 100-120 V, 50/60 Hz; 200-230 V, 50/60Hz |
電源 | 単相 |
保護等級 | IP 30 |
消費電力 | 750W |
W x H x D(カバーを閉じた状態) | 690 x 375 x 585 mm |
本体重量 | ~ 60 kg |
規格 | CE |
水平に装着された粉砕ジャーを高速で往復運動させることで、中の粉砕ボールがジャー内壁に衝突させ試料を粉砕します。また、粉砕ジャーと粉砕ボールの振とう運動により試料は激しく混合されます。小さいボールを複数個使用することで、混合度合いをより高めることも出来ます。
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