股関節置換および膝置換術は、最も一般的な整形外科手術の1つです。(例えば、ドイツでは毎年20万例を超える症例があります)。世界的に高齢化が進む中、人工関節置換術の重要性は増加する一方です。人工関節置換術の主なリスクは、人工関節感染症(PJI)です。人工関節と骨との境界で起こる細菌感染は、人工関節置換術を行ったすべての症例のうち約2%で報告されています。PJIを引き起こす細菌の種類は限られています。MM400の新しいアダプターは、ガラスビーズを用いて最大8個の生検サンプルを同時に処理し、PJIの原因菌を生存させたまま組織から分離することが出来ます。30Hzの強力な振盪力が210秒以内の分離を可能とするため多検体処理に最適です。分離した細菌は、原因菌を同定するために培養されます。これにより原因菌を標的とした最良のテーラーメイド治療が実現できるのです。